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Zenfone MaxPro(M2)購入レビュー:デメリットまとめ

ASUSの2019年新作スマートフォン、「Zenfone MaxPro(M2)」を購入して、デメリットから語るレビューです。

購入したいけど「Zenfone MaxPro(M2)」購入をためらっている人は絶対いる中で、2019年にiPhone以外で選ぶなら迷わずコレ!とおすすめできる端末なので、冷静に考えたい人はぜひ読んでみてください。

要約ポイント

  • Zenfone MaxPro(M2)」の唯一の弱点は5GHz Wifi通信が使えない
  • モバイルSuicaなどFeliCaが使えない
  • デザインがZenfoneのZenUIじゃない
  • コネクタがMicroUSBなので挿す時に方向を気にしないといけない
  • ※最初に購入した人は国内Bandに非対応のパーツを使っていたというミスがあり、かならず交換対応が必要です

長持ちバッテリーがウリのZenfone MaxPro(M2)

長持ちバッテリーがウリのZenfone MaxPro(M2)

長持ちバッテリーがウリのZenfone MaxPro(M2)

Zenfone MaxPro(M2)」は大容量バッテリー端末としておそらく、端末の性能や他のASUSの端末との差別化をはかっているのかな?と思われる部分が多くあります。

バッテリーのために性能を下げている可能性もあるのではないでしょうか。

5GHz帯のWifi通信が使えない

5GHz帯のWifi通信が使えない

5GHz帯のWifi通信が使えない

ガジェヒトで「Zenfone MaxPro(M2)」を購入し、一番弱点と感じた部分は「5GHz帯のWifi通信が使えない」という点です。

Wi-Fiには、2.4GHz(ギガヘルツ)帯と5GHz帯の2つの電波帯がありますが、このうち高速で使える11acは5GHz帯なんですよね。

ポケットWifiを持ち歩いている人は、両方使えるのが主になっているはずです。

そのため、動画やユーチューブ、通信を大量に必要とするゲームをたくさん観たい!プレイしたい!という人には

この「5GHz帯のWifi通信が使えない」端末である「Zenfone MaxPro(M2)」だと少し物足りない可能性があります。

モバイルSuicaなどFeliCaが使えない

2つ目の弱点は日本国内ではおなじみ「モバイルSuicaなどFeliCaが使えない」という点。

Androidスマートフォンをひとくくりにすることはできませんが、シャープのAQUOSなどはFeliCa搭載しているのでiPhoneみたいに国内で普及させるのに本気になってもらえたら「FeliCa(フェリカ)」を搭載してくるはず!

ですが、「Zenfone MaxPro(M2)」でも搭載していないのでまだまだASUSは見送りのようです。

Suicaカードをスマートフォンの背面にいれられるケースを使うというのが広く使われてる手法ですね。

ただし、2019年、2020年は利便性の高い「QRコード決済」が流行のきざしを見せています。

QRコード決済」はFeliCaがなくても使えるので、「Zenfone MaxPro(M2)」で電子マネーやPayサービスの利用はできそうです。

ZenUIを解除したピュアAndroid

ZenUIを解除したピュアAndroid

ZenUIのZenfone5と比較

次にデザインのお話。

Androidスマートフォンはメーカーそれぞれ独自のデザインをオリジナルのデザインに乗せてきました。

OPPOならColorOS、ASUSのスマートフォンならZenUI・・・とよばれるものです。

それが「Zenfone MaxPro(M2)」だとGoogleのピュアAndroidそのままにしてきたのです。

「なにかをしなければそれだけ電池負荷」もそれだけ変わりますよね。先程の5GHz→2.4GHzにのみ対応、というのもバッテリーの消費に視点を合わせたものだとしたら「Zenfone MaxPro(M2)」では高負荷のかかるコンセプトに合わないものは載せない、というようなメッセージを感じてしまいます。

(公式に言ってるわけではない)

まあZenUIがピュアAndroidになったところで動作が遅くなることもないので、実際に使う一般ユーザーとしてはとくに問題ないですね。

コネクタがMicroUSBなので挿す時に方向を気にしないといけない

コネクタがMicroUSBなので挿す時に方向を気にしないといけないです。

コネクタの話はこちら。

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シンプルかつパワフル

ということで「Zenfone MaxPro(M2)」の性能・スペックから、デメリットの部分だけを抽出してみました。

総じて、通信の点だと、外出するときは5GHz帯が必要になることはほぼないため、家やオフィスでゲームや動画を見るときは5GHz Wifiが対応している別のいiPadやパソコンがあればこの点は気にならないのではないでしょうか。

外でゲームや動画を見ない人にはデメリットではないということです。

また、モバイルSuicaなどFeliCaが使えないということも、都内ではまだしも地方ならまだ利用しないですし、QRコード決済などの支払い方法のほうがお得なキャンペーンが増えています。

通常使いする分にはFeliCaがなくても困りませんし、現金派にとっては「それはデメリットと感じない」かもしれませんね。

他にもASUSのゼンフォンマニアにとっては「ZenUIではないのは遺憾」と感じるかもしれませんが、一般ユーザーが一般使いする分には「ZenUIを切ってまでバッテリーや使い勝手を主にしたASUSの思い切った選択ってすごいよね」ってことになります。

追記:プラチナバンド非対応

海外スマホのたまにある落とし穴として、「日本で使われてる電波を拾えるかどうか」という根本的な問題があります。

まあ、日本国内版として発売されているものはそのへんクリアして、カタログにも載せて、発売されているのですが、今回のこの「Zenfone MaxPro(M2)」。

あろうことかプラチナバンド(au、docomo)非対応バージョン(本来国内版として使われないはずのもの)を流通・出荷してしまった説が流れています。

技術的な話はこちらのサイトが詳しいので専門用語など理解ができるならばリンク先を参照してください。

Asus ZenFone Max Pro (M2)が電波を掴まない前代未聞の”不具合”?出荷バージョンを間違えたか(スマホ評価・不具合ニュース)さん。

それぞれ各個人スマホの使い方はだいぶ変わりますが、プラチナバンドをまったく使わないというひとは少ないのではないでしょうか。

都市圏内居住で、移動エリアもWifiが完備されている範囲しか行かない人。

もしくは今回の騒動のauやdocomoではなく、ソフトバンク系(LINEモバイルなど)の格安SIMを利用している人なら現況のスペックで問題なく使いこなすこともできるのかもしれません。

追記

当ウェブサイトガジェヒトでも該当の動きをしていたため、「Zenfone MaxPro(M2)」を交換対応ということで申請しています。

もともと5GHz非対応なので電波に関してはあまり気になっていなかったかも知れませんが、このページを見た人は必ず交換対応をしましょう。

日本の技適の適用の問題もあるので、違法状態になってしまうおそれもあります。

まとめ

  • Zenfone MaxPro(M2)」の唯一の弱点は5GHz Wifi通信が使えない
  • モバイルSuicaなどFeliCaが使えない
  • デザインがZenfoneのZenUIじゃない

Zenfone MaxPro(M2)」のことをデメリットからまとめましたが、感じるのは国内メーカーとの違う点があからさまな端末だなぁということです。

日本のメーカーだとなんでも絶対に載せろ載せろになるので、5GHzもFeliCaも独自デザインも切れないんですよね。

株主にも上司にも既存ユーザーにも怒られちゃって炎上するので。

世界基準のメーカーの思い切り方。いいですよね。

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