「世界最悪級の流出」というキャッチコピーが派手な事件がおきました。
ブロードリンクという会社が神奈川県のハードディスク廃棄を請負い、そのHDDを転売していました。
HDDを復元した購入者が「納税記録」「職員の評定」などが20テラバイトに及ぶ情報が流出しているという事件です。
要約ポイント
- 世界最悪級の流出と評されるハードディスク転売による情報流出が神奈川で発生
- DoD5220.22-M
- 神奈川県が富士通リースから借りたサーバー
経緯
神奈川県庁の行政文書が保存されていたパソコンのハードディスクの廃棄を請け負った会社「ブロードリンク」の社員が、こっそり転売をしていたということです。
この転売されたハードディスクに蓄積されたデータ(もちろん消去されてはいたが)を復元することもできるので、これで危機意識が高まることを期待しましょう。
ネットオークションで転売されたHDDは、データ復旧により復元することができます。このデータ(データ復旧)のなかには神奈川県が管理する「納税記録」や「職員の評定(非公開のもの)」などが含まれていました。
DoD5220.22-M
通常ならDoD5220.22-Mなどの消去基準・消去方式によって破棄されます。
※ディスクシュレッダー
転売された9個の3テラバイトHDD(3.5インチ)はどうなっていたのでしょう。
データを消去し、悪用ができないように物理的に破壊した証拠写真(ラベルでどの依頼ブツか判別)の提出までさせるのがいい業者になるのだが、それ自体も捏造されていた可能性もありますね。
フォトショップなどで加工されていたのかもしれません。
デジタル化ペーパーレス
デジタル化ペーパーレスという言葉が言われてひさしいのにハンコはなくならないし、紙の書類に直筆サインはどこでも必要なのはかわりません。
その上、データをパソコンで保存していたら今回のようなセキュリティ意識の低い事件が発生しました。
デジタル化とはいつになったら実現されるのでしょう。
2019年9月にはエクアドルで国民ほぼ全員の個人情報が流出する事件もありましたね。
怖いのは神奈川県という920万人を超える大きな都市で発生しているということです。
自分の住んでいる街は大丈夫でしょうか?自分の個人情報で検索したら自分の細かい個人情報が出てきたりしませんか?
まとめ
- 世界最悪級の流出と評されるハードディスク転売による情報流出が神奈川で発生
- DoD5220.22-M
- 神奈川県が富士通リースから借りたサーバー